2026.02.04
【SSTプリント紹介】話を聞くときの姿勢を育てる療育
こんにちは。児童発達支援施設ウィングハートです。
今回は、当施設で行っている SST(ソーシャルスキルトレーニング) の取り組みをご紹介します。
SSTとは、子どもたちが社会の中でよりスムーズに人と関わるための「社会的スキル」を身につける療育プログラムです。
■ 今回のテーマ:「話を聞くときの姿勢」
日々の療育の中で、「先生のお話を聞くときの姿勢」を練習する場面はよくあります。
そこで、子どもたちにもわかりやすく伝えるために、当施設では SSTプリント を活用しています。

プリントには、
先生の話をしっかり聞いている子
おもちゃに気を取られて話を聞けていない子が並んで描かれています。
このイラストを見ながら、子どもたちと一緒に
「どっちがかっこいいかな」
「どうして左の子の方がいいのかな」
と考える時間をつくります。
自分で選び、自分で理由を言葉にすることで、「納得して行動する」 という大切なステップにつながります。
絵カードは以下リンクからダウンロードできます。ぜひラミネートしてご活用ください!
■ 実際の関わり方の例
イラストを使ったSSTに加えて、日常場面でも次のような関わりを行っています。
● 子どもが遊んでいるときに声をかける
行動を切り替えるのは、幼児にとって簡単ではありません。
だからこそ、具体的な言葉で伝えることが大切です。
「いまのおもちゃは置いて、先生の方を見てね」
「お話が終わったらまた遊ぼうね」
曖昧な「ちゃんとしてね」ではなく、
どうすればいいかが一目でわかる声かけを意識しています。
● 良い姿勢ができたらすぐに褒める
行動ができた瞬間に褒めることで、子どもは「これでいいんだ」と理解できます。
「体を向けてくれてありがとう」
「最後まで聞けたね」
小さな成功体験の積み重ねが、子どもの自信につながります。
■ 研究からわかるSSTの効果
「幼児に対する集団社会的スキル訓練の効果」
(認知行動療法研究 44(1): 41-51, 2018)では、5〜6歳の幼児を対象にしたSSTの有効性が示されています。
研究では、関わり方と上手でない関わり方を子どもたちの前で実演したり、絵カードで提示することで
①主張スキル
②協調スキル
③自己統制スキル
の向上が確認され、問題行動の改善にもつながったと報告されています。
当施設でも、こうした 科学的根拠に基づいたSSTプリントや声かけ を取り入れながら、子どもたちの「聞く力」「関わる力」を育てています。
■ まとめ
話を聞く姿勢は、学校生活や集団活動の土台になる大切なスキルです。
イラストを使ったSSTプリントや、日常の中での具体的な声かけを通して、
子どもたちが「できた!」と感じられる瞬間を積み重ねていきたいと思っています。
今後も、療育に役立つSSTプリントや関わり方を紹介していきますので、ぜひご覧ください。
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